キャン・ステーション サイトロゴ

MENU

news新着情報

コンパクトながら「大きい」キャブコンPuppy 480 誕生! 

更新日 : 2020.09.20

「運転できそう」な絶妙のサイズ感
国産キャンピングカーの中でも、バスコンに次いで広さ・装備とも充実しているのがキャブコンです。が、それだけに車両サイズは大きくなりがち。人気モデルの多くが2m×5mの枠を超えており、運転のしづらさや価格の上昇を招いてしまっています。

そんなキャブコンに一石を投じるモデルが登場しました。

バンテック厚木社(バンテック株式会社の販社。資本関係はなし)から今年7月にデビューした「Puppy 480」がそれです。

トヨタ・カムロードをベースにしながら、全長485cm×全幅174cm×全高275cmとコンパクトなサイズに収まっています。数値だけ言われてもピンと来ないかもしれませんが、ほかの車と比較するなら、
・マツダ・ボンゴベースのコンパクトキャブコンよりも小さい
・車高以外はトヨタ・アルファードよりも小さく、トヨタ・ヴォクシーに近いボリューム感がある
という感じです。

つまり、日常使いとの兼用に全く不便のないサイズと言えます。「この車なら運転できそう」と注目している人も多いというのも納得です。

キャンピングカーの原点回帰を狙った
気になる居住性についてはどうでしょう?

この車両サイズにもかかわらず、なんと室内高は190cmを確保。バンクベッドやダイネット展開のベッドとも、長さは190cmあり、十分な広さと言えるでしょう。しかも、マルチルーム、キッチンスペース、収納庫など、機能面でも「あるとうれしい」ものを備えているところはさすがです。

もちろん、小さいサイズの中にあれもこれもとつめ込むことは物理的に限界があります。にもかかわらずこうした広さ・設備を実現できたのは、ミリ単位で無駄なスペースを削り、高性能な断熱材を使うことで壁厚を抑えるなど、様々な工夫が盛り込まれているからです。

「キャンピングカーの原点回帰になるようなモデルを作りたかったんです」と話すのは同社の竹内啓二社長。同社はバンテック社の直営店として営業を開始、その後独立した販社としてバンテック社の車販売を手掛けるかたわら、オリジナル軽キャンパー「Puppy」を開発・販売しました。

今回のキャブコン「Puppy 480」はベース車両を軽自動車からカムロードにボリュームアップした、シリーズ2作目ということになります。「サイズを抑えることで普段使いと兼用できること、価格を抑えること、それでいて機能は妥協しないこと。これらをテーマに掲げて開発しました」と竹内社長は言います。
ベッド、収納も十分、エアコンも標準装備
実際に体感してみるとどうなのか。まず室内に入ってみて感じるのは「データで見るほど狭くない」ということです。細かく見ていきましょう。

・ダイネット
決してスリムではない私が座ってみても圧迫感はありませんし、立ったり座ったり、出たり入ったりに支障はナシ。サイドに大きな窓があることに加え、ダイネットからフロントガラスの先まで視線が通るように配慮されているため、閉塞感がないおかげでしょう。

・バンクベッド
バンクベッドは、車両進行方向に対して平行(つまり縦方向)に寝るタイプ。ボード(寝台面)は可動式なので、昼間は外しておけば、室内を広々と使うことができます。

・レイアウトの工夫
運転席・助手席と居室との間に隔壁がないため、ダイネット前側シートの背もたれを外せば、若干窮屈ではありますが、ウォークスルーが可能。荒天時などにうれしい設計です。移動中は居室に置いている荷物も、ベッド展開している間は運転席・助手席に逃がしやすいのもメリットと言えそうです。

・キッチン
リアにまとめられ、収納もバッチリ。オプションで電子レンジを収めるスペースも用意されていますが、不要ならそこも収納として利用できます。水回りは給水が20L、排水タンクは47Lと、容量も十分です。

・電器器具など
キッチンの上には家庭用エアコンが標準装備されています。FFヒーター、65L冷蔵庫、トリプルサブバッテリー、1500Wインバーター、オリジナル昇圧充電システムもついていて、まさに至れり尽くせり。「必要と思われるものはすべて装備した」という充実ぶりでありながら、2WDガソリン車で598万円(税抜)という驚きのプライスタグが付いています。

もう一つ大事なことがあります。コンパクトであること=軽量化につながる、ということです。デモ車(2WDガソリン)の車検証には車両重量2360kgとの記載が。これはカムロードベースのキャブコン、しかも家庭用エアコンなどを装備した他社の車両と比べると、400~500kgも軽量なのです。軽量ということは走行性能や安全性の面でも有利ですし、燃費にも貢献します。

「この車をきっかけに、他社がこうしたコンパクトでリーズナブルなモデルを作ってくれれば、キャンピングカーのすそ野を広げられるはず」と竹内社長は期待を寄せています。

引用:朝日新聞デジタル



Archives