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またアウトドアに繰り出す日のために、時には運転と整備を 駐車しっぱなしはダメ!

更新日 : 2020.04.26

・タイヤ、ブレーキ、エンジンに悪影響
あなたのキャンピングカーは、今どんな状態でしょうか。

もともと休日しか出番がなかった車だとしても、今は出動するわけにはいきません。普段使いと兼用していた場合でも、今は駐車している時間のほうが長くなっていませんか?

「動いていないんだから消耗もしないんじゃないの?」と思われるでしょうが、実は止めっぱなしは車にとって、決して良い影響はありません。具体的にどんな悪影響があるのかご紹介しましょう。

●ゴムが変形しバーストも

代表的なものがタイヤです。ずっと接地面が同じままで荷重がかかり続けると、変形してしまうことがあります。軽微な変形ならしばらく走れば元に戻ることもありますが、重症の場合には振動やバーストにつながります。

タイヤに限らず車には各部にゴムが使われていますが、ゴムは動いているほうが劣化が少ないのです。

●駆動系やブレーキも動き悪く

悪影響はタイヤ単体にはとどまりません。動かすように作られているものは、動かさなければ固着したり、動きが悪くなったりすることもあります。
ずばり、対処法は「動かすこと」。できるなら月に一度でもいいので20kmほど走らせることです。

●エンジンをかけるだけでは効果なし

もちろん、エンジンだって止めっぱなしはよくありません。ときどき「あまり動かさないのもよくないから、エンジンだけかけているんです」という人がいます。

あいにく、それだけではエンジンの温度は上がりますが、エンジン以外の部分には効果がありません。せっかくなら実際に走行し、トランスミッション、ブレーキ、サスペンション、パワーステアリング、エアコンなど様々な機構を動かすことが大切です。距離にして20kmほど、時間にして30分ほど動かすことで、各機能を正常に保つ効果があります。

・空き家は傷む 居室の装備も作動を!
車本体だけでなく、居室部分の装備も作動させてあげましょう。家だって、ずっと住んでいない空き家は傷みますよね。キャンピングカーも同様です。

●燃料はフレッシュに、安全確認の試運転を

FFヒーターやジェネレーター(発電機)など、車の燃料を利用する設備は安全性を担保する上でも、ときどき試運転を。最低でも30分ほどは動作させて、配管内の燃料をフレッシュにキープしましょう。

●水回りは乾燥させずに

トイレを含む水回りについては、ひととおり水を流しシール類が乾燥しないようにしておきましょう。タンクの水も入れ替えておけば安心です。

●バッテリー充電を怠らずに

キャンピングカーに限らず、あまりにも長期間動かさなければ車のバッテリーが上がってしまうのはよくある話。生活用のサブバッテリーも同様です。1カ月に一度はチェックしましょう。

ソーラーパネルが設置されていたり、外部入力されていたりすれば充電状態が保たれますが、そうでない場合は、電圧のチェックを。必要なら充電器で充電するのがベストです。車の置き場所に電源がない場合は、チェック走行の距離を少し延ばして、走行充電を活用しましょう。

コロナの猛威が収まって、心おきなく出かけられる日が待ち遠しいですね。その時が来たら、いつでも出かけられるようにしておきたいもの。月1回のチェックで車も装備も長持ちしますし、故障の早期発見にもつながります。風通しのよいガレージで、駐車場で、気分転換も兼ねてチェックしておきましょう。

引用記事:朝日新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200423-00010000-asahiand-bus_all&p=2

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