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車中泊で知っておくべき注意点

更新日 : 2021.12.08

車中泊で知っておくべき注意点

車中泊で知っておくべき注意点

車中泊できるスポットを利用し続けるためには、マナーを守り、節度のある行動を心掛けることがとても重要だ。実際に、車中泊の人気が出始めた際に、利用者のマナーの悪さが目立ったため、車中泊を禁止にした施設もある。

現在車中泊ができる場所でも、利用者のマナーが悪ければ車中泊の利用が禁止になることもありうる。車中泊ができる場所を利用するときは、施設や他の利用者、周囲の商業施設や住民などに迷惑がかかることがないよう十分に配慮したい。ここで具体的に注意すべきポイントをいくつか挙げてみよう。
たとえば、エンジンをかけたままのアイドリング状態で車を止めるのは避けるべき行為だ。エンジン音や排気が、他の利用者や周辺住民への大きな迷惑になってしまうからだ。

また、SA、PAなど車中泊以外の利用者も多い場所では、深夜の利用状況も注意したいポイントだ。基本的には車中泊ではない一般の利用者を優先すべきで、一般の利用者が多い状況で駐車スペースを長時間独占するのはマナー違反といえる。

深夜でも一般の利用者が多い施設もあるので、利用状況を事前に調べることをおすすめする。車中泊する場合もあくまで常識的な時間内での駐車にとどめるように気を付けよう。

安全面も重要なポイントだ。トラックなど大型自動車の駐車スペース付近に車を止めるのは避けた方がよい。トラックの近くはエンジン音などがうるさく寝付けない場合がある。あなたが周囲の環境に敏感なタイプなら特に注意が必要だ。

冬季の車中泊なら、防寒対策をしっかりすることが大切だ。車の中とはいえ、エンジンを切って車内暖房を止めると車内の室温は外気と同じぐらいに下がる。寝袋や毛布などを用意して念入りに防寒対策をしておこう。

車中泊は違法ではないの?

車中泊が正式に認められている場所は、先ほども紹介したオートキャンプ場とRVパークの2ヶ所に限られており、SAやPA、道の駅で許されているのはあくまで「仮眠、休憩」となる。道の駅の車中泊利用については、国土交通省が「宿泊目的で利用するのは控えてほしい」旨を言及している。(参照:国土交通省)

もちろん、ドライバーの仮眠や休憩を目的とした利用なら全く問題ないので、あくまで「休憩に使う」という前提で車中泊も法の範囲内として認められるということである。

道の駅には、駐車スペースの長期間占有や、駐車場でバーベキューを行うなどの利用者のマナー違反に悩まされた結果、車中泊を禁止にした施設もある。

今後もマナー違反をする利用者が目立つようなら車中泊禁止を打ち出す施設が増えて、車中泊できる場所が減っていく可能性もある。道の駅やSAでは「仮眠として黙認されている」ことを頭の片隅に置いて、マナーを守って過ごすことが大切だ。

温泉施設の駐車場は原則禁止

温泉旅館など温泉施設の駐車場では無断で車中泊するのは厳禁なので気を付けよう。例外として、会員制で温泉地の旅館やホテルの駐車場に車中泊できる「湯YOUパーク」のシステムがある。

JRVAの「くるま旅クラブ」所定の会員になれば、クラブと提携したホテルや旅館などで駐車場に空きがある場合、車中泊を楽しむことができる。加盟施設は2019年8月時点で全国に約130件。駐車料金は提携施設により異なるので事前に確認してみよう。

今後も車中泊を楽しむためには、マナーを守って過ごすことが一層大切だ。車中泊しようとする場所が適切かどうかマップなどで事前にチェックして、他の利用者に迷惑をかけていないかどうか周りもよく見て車中泊と車の旅を大いに楽しもう。

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